役者・芸人という名の“入れ物”

もう、本当にいろいろ書きかけで止まってる記事が多いので、自分の覚書用としてひとまず上げておくことにする。

約一年前の話になってしまうけど、メモ的なものとして。

 

岡田恵和 今宵、ロックバーで~ドラマな人々の音楽談議~「阿部サダヲ

NHKラジオ第一 2015.3.28放送

 

話の中で、阿部さんが「ドラマの中ではいろいろ面白い役とかやってるけど、中身は普通の人」的なことを話していた。

それを聴いて、3月19日に放送された「しくじり先生」のしくじり職員会議のパンクブーブーとシソンヌと山本まさみとタイムマシーン1号2号とかもめんたる等が出演した、「何らかの賞レースのチャンピオンになったのにその後の方向を誤りしくじっている先生」の回を思い出した。

 

しくじり先生の会議の中でかもめんたるのう大さんは「僕らはコントの中で面白い人とか変な人の役をよく演じるので、実際の僕も面白い人なんじゃないかと期待されるけどそんなことはない。僕はただの“コントの役柄”の入れ物」と話した。

2ヶ月前の1月24日にかもめんたる単独ライブ「抜旗根生」のライブ後のフリートークでは実際、う大さんの言うとおりライブ後のフリートークはコントのキャラとは違い普通の人たちだった。

 

阿部サダヲさんもドラマではちょっと変わった人の役が多いが、以前A-studioのゲストで出た時のトークは普通で「あれ?」と思ったし、岡田恵和さんのラジオのゲストでもトークは至って普通で、「あー普通の人なんだ」と落ち着いた。

役者だと、中身が普通かどうかなど関係なく、演技にどこかクセがあったり味があったりすると観る人の印象に残り名前を覚えたりまた観たいと思ったり需要があるのでドラマのオファーが来るが、コントで演じる役が奇抜だからといって中身が普通ではラジオのトークも面白くない、ひな壇に座っても大したこと言えないとなるとオファーがなくなり出るところが結局お笑いライブなどに限られてしまう。

コントだと面白いのにひな壇だとつまらない。

芸人は結局フリートークが面白くないと生き残れないのかな。

芸人の目指すところはテレビなのかな。テレビのMCとか冠番組なのかな。

面白いコントを書けるけど中身はそんなに面白い人じゃない人は、裏方に回って放送作家とか舞台の脚本家とかになるのがいいのかな。

それとも演じる側に行き役者とかになるのかな。

 

芸人の最終目標ってどこにあるんだろう。

じゃ、う大さんもドラマに出たら?というほど求められていない。

役者は中身の面白さは関係ない。

でも芸人は中身が面白くないと使われない。

芸人は難しいね。

 

2015.4.3.