#ライブハウス・クラブ・ミニシアターも文化芸術支援の対象に

2020年に入ってから新型肺炎コロナウイルス感染症の流行によって、今まで当たり前に行っていた生活の様々を自粛する生活になった。

ウイルスの流行し始めから数えると、もうすぐ半年くらいになろうとしている。

 

ウイルスが流行するに伴って、コンサートやライブが次々と中止や延期になった。

主に音楽を中心としてエンタメをこよなく愛する者の一人として、どうしても書いておきたいことがある。

 

心配事1.

この感染症の流行が収束して、もう以前のようにライブやコンサートを開催してもOKですよという状況になった時に、ライブハウスが閉店して、無くなっていやしないか。

イベンターは健在か。

音楽やエンタメのパフォーマンスする側は、収入を絶たれて足を洗って辞めていないか。

これから音楽などを志そうとする若い人が活動する場所がなくなってしまうのではないか。

 

心配事2.

もしも、徐々に自粛解除されていったとして、以前のように満員御礼でのイベントの開催は難しいのではないか。

コンサート会場で、座席を一席おきに空けたり空間確保の上でお客を入れるとしたら、例えば定員1000人のところが500人しかチケットを売れない。

満席を仮定して収支換算していたものが、必然的にそれでは赤字になる。

会場を満席にしてはいけないという条件が付くとしたら、主催者側は公演すればするほど赤字になってしまうのではないか。

そんな将来しか待っていないとしたら。

 

 

 

ぶっちゃけて言うと、今、私の心は心配と悲しみで胸が潰れそうだ。

でもライブハウスや小劇場で働いている人はきっともっと不安でたまらない毎日だろうし、そんな人たちの心中を察すると涙が出そうになる。

 

入場口でチケットをちぎってくれたお姉さん。

楽しそうにDJやってたお兄さん。

ドリンクを手際よく提供してくれたお姉さん。

その他、私の目につかないところで縁の下の力持ちとなってライブの成功のために尽力してくれていたであろう人たち。

1つのライブには、演者以外にも多くの人たちの関わりがあってこそ成り立っていると思う。

 

もう以前のように、気軽にライブハウスには行けない未来が来るかもしれない。

SKY-HIがくれたたくさんの言葉。

オーイシマサヨシさんと出会った時の驚き。

初めて上海太郎舞踏公司を生で間近で観た時の衝撃。

その日その時間のためにスケジュールを調整して同じ時間に同じ場所にやってきた見知らぬ人たちと、同じ時間と空間を共有する場所。

 

「そんなもの無くても生きていけるでしょ。

エンタメはライブハウスや小劇場だけじゃないよ。

他のもので代替できるよ」

と、関わりのない人は言うかもしれない。

 

でも、ライブハウスや小劇場は私の人生の一部だ。

ライブハウス閉店のお知らせを聞くたびに心が潰れる。

やるせなくどうにもならない気持ちになる。

 

自分には何もできない。

どうにか助けてください。

見捨てないでください。

切り捨てないでください。

ライブハウスや小劇場が存続できるよう、そこで働く人たちが生きていけるよう、助けてください。

 

世の中全般で困窮している状況下だからこそ、草の根として文化芸術を支えてくれている人たちを支援してくれる、そんな国に私は住みたい。