【メモ】「弱虫ペダル」との出会い
「弱虫ペダル」
そのマンガだかアニメだかのタイトルだけは知っていた。
数年前、番組改編期にふと魔が刺して(?)夜中に「新」マークのついた弱虫ペダルのアニメを録画して観てみた。
スタートからいきなり自転車レースの真っ最中。
誰が主人公なのかどんな話なのかさっぱり分からず、でもレースは第1話からいきなり佳境だよねっていう置いてけぼり感ハンパなく、ポカーンとしたまま終了した。
うん、これは観るに値しないな。
意味が分からないしちょっとこれから第一期まで遡って追いつこうという気も起きないや。
と、放置したのだが何故か子供たちが、録画して消すのを忘れていた第1話を観て、毎週録画して観始めた。
他のどの番組よりも弱虫ペダルが好きなの?ってくらい弱虫ペダルにハマって同じ録画を何度も何度も何度も繰り返し観ていた。
私はだいたいいつもテレビ画面が観られない場所に居たが、聞こえてくるねちっこいキモい喋り方は、御堂筋というキャラの声だということは教えられた。
ますます弱虫ペダルってキモそうなアニメだなと思った。
クリスマスが近づいた時、子供がプレゼントに弱虫ペダルの漫画本が欲しいですとサンタさんにお願いしていたが、既に単行本が50巻以上は出ていたので、サンタさんは弱虫ペダル本編ではなく放課後ペダルという公式アンソロジー本を持ってきた。
子供らは夢中になって何度も読んでいた。
その翌年。
子供たちもある程度大きくなって、そろそろサンタさんが持ってくるプレゼントもネタが尽きてきた(我が家のサンタさんはゲームソフトが嫌いなのだ)。
サンタさんはもうプレゼントをあげるのをやめることにした。
その代わり、私が思い切ってマンガ本を大人買いしてプレゼントすることにした。(サンタさんはマンガ本を大人買いしてプレゼントするのは何となく嫌なのだ)
子供が1年前にサンタさんにリクエストしていた「弱虫ペダル」。
以前たまたまCSで放送されていて第一期から観ることができ、テレビシリーズが終わっても録画を繰り返し観ていた子供は、大量のマンガ本に顔には出さなかったがめっちゃ嬉しかったようで、計60巻はあろうかというこの単行本を何周も読んでいた。
そんなに面白いのか?
でも1巻からなら多分いきなりレース中ということもないだろうし、まだ入りやすいかも…と、手にとって読んでみることにした。
まさかそれから数週間、毎日弱虫ペダルの続きが読みたいがために仕事が終わったら即行帰宅することになるとは、この時は思ってもみなかった。
そしてその後の自分もこの出会いによって大きく影響を受けることになったと思う。
何かと出会うのはきっとその人にとって「ちょうど良いタイミング」があるのだろうなと常々思うし、良いことであれ悪いことであれ必ず後にそれは無くてはならない要素の一つになったりするものだよな。
弱ペダ、大好きだよ。