ストリーミング時代よ、ありがとう!
今の時代、音楽と出会う機会のハードルがとても低くなっていて、本っっっ当に便利になって私はもうありがたくてありがたくてうれしくて泣けるしそれが当たり前になってるのがたまに不思議だったりもする。
昔、CD全盛期の頃、初見のアーティスト(雑誌のアルバム評や自分が好きなアーティストのお気に入りなど)がどんな曲を歌っているのか知るには、
①現場に参戦する
②その人がMCを務めるもしくはゲスト出演するラジオやテレビ番組を逃さず聴く(そして番組内でかかる曲を録音!)
③レンタルショップでCDレンタルする
④CDを買う
くらいしか手段がなかった。
で、そこそこ名の知れたアーティストだったらわざわざ地方のライブハウスに来てくれたり(①)、テレビやラジオ出演があったり(②)、レンタルCDもちゃんと置いてある(③)のだが、私が聴きたい人はそんなに知られてない人が多かったので④しかほぼ手段がなかった。
だから、毎週末には繁華街に繰り出してタワレコで初見のアーティストのCDをだいたい5〜10枚は買っていた。
毎週だからね。
ちょっと頭おかしかったかなとも思うけど、興味のあるアーティストの曲を聴く手段がそれしかなかったから。
そして、当時、時間とお金は今よりあったから。
音楽への知りたい欲もすごかった。
でも失敗買いも多かった(汗)
それを思えば今はスマホの音楽アプリで、初めて観たアニメのOP曲で初めてアーティスト名を知り、即検索かけて他にどんな曲を歌ってるか知ることができる。
私はAWAを使っているのだが月960円なんてこんなに安くていいんですかって、かつて毎月のCD代3万円は下らなかった私としてはほんとありがたい。
ホントにね、音楽を作る人たちに対しては敬意しかないですよ。
昔、「ああ、世の中がこんなに素晴らしく素敵で感動的な音楽でたくさん溢れていたら、もうこれから先、これ以上素晴らしい音楽は生まれないのではないか」と勝手に憂えていたことがある。
それが。
出るか。
まだ出るか。
って、私がびっくりする音楽を作ってくれる人が途切れず居て、予想は裏切られっぱなしだ。
きっとこの先も裏切られ続けていくんだろうな。
それがいい。
そうなってほしい。
ガーーーーーン!!!とショックを受けるような曲に出会うたびに、今後これを超える曲は果たして出てこないのではないか?と、反射的に不安になるのだが、きっと杞憂に終わるのだろう。
そして昨日は知らなかった曲と出会い驚き好きが増える。
だから人生は楽しい。